院長あいさつ
日頃は地域の皆様から南多摩病院に温かいご理解とご支援を賜り、誠に有難うございます。
当院は東京都指定の二次救急医療機関であり、急性期病院の立場から、医療法人社団永生会が目指す“街づくり、人づくり、想い出づくり”に、日々取り組んでおります。
当院では2020年1月の新型コロナパンデミック発生から4年以上の長きに渡り、発熱外来やコロナ病棟での患者受入体制を堅持し、他施設のクラスター対応支援や宿泊療養施設の運営など、全職員が一丸となって新型コロナウイルス感染症と闘って参りました。
また当院では、コロナ禍の厳しい環境下にあっても、“諦めない急性期医療”、“断らない二次救急医療”をモットーに、救急患者受入体制を強化すると共に、病院救急車の24時間365日運用体制を確保して、在宅或いは施設入所中の高齢救急患者搬送や病院間搬送を行っております。
病院救急車は、高齢救急患者を住み慣れた地域で支えると共に、消防救急の負担を軽減する事が明らかになっておりますので、今後もスタッフを増員して病院救急車の運用を拡大して参ります。
また、地域包括ケアシステムを充実させるために、地域密着型病院が提供する在宅療養支援の重要性が指摘されています。そこで、訪問診療部の体制を維持すると共に、地域の医療・介護システムと緊密に連携し、地域の皆様が安心して入院療養から在宅療養へと移行して頂けるよう、引き続き取り組んで参ります。
さて、これまで八王子市の直営で行っておりました夜間救急診療業務は、2023年10月1日から、南多摩病院に引き継がれました。診療科目は内科・小児科、診療時間は20時から23時まで(年中無休)となっており、医師・看護師等による医療・健康心配ごとの電話相談にも対応させていただいております。
更に、今年1月1日に発生した能登半島地震災害におきましては、1月2日の夕方には医師、看護師、救急救命士 2 名の合計 4 名の全日本病院医療支援班(AMAT)第1陣を能登半島に派遣しました。被災地での過酷な道路交通環境の中、隊員は被災状況や医療ニーズの把握に努めると共に、災害対策本部会議に参加し、スタッフの疲弊が極限に達していた病院の夜間診療業務を担当し、この業務を引き継いだ第2陣は1月8日まで外来診療支援、入院患者管理、病棟看護支援を行いました。一方、災害リハビリテーション支援チーム(JRAT)のメンバーは避難所を巡回し、口腔ケアや誤嚥予防活動を行いました。2月には日本医師会救急災害医療班(JMAT)として、医師、看護師、救急救命士、臨床検査技師の4名が2月14日から17日まで能登北部地域において災害医療支援活動を行いました。
南多摩病院では引き続き、八王子市、八王子市医師会、八王子市内医療介護関連施設、八王子消防署の皆様と緊密に連携し、地域急性期病院としての役割をしっかり果たして参ります。
今後も南多摩病院に変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
令和6年(2024年)4月
当院は東京都指定の二次救急医療機関であり、急性期病院の立場から、医療法人社団永生会が目指す“街づくり、人づくり、想い出づくり”に、日々取り組んでおります。
当院では2020年1月の新型コロナパンデミック発生から4年以上の長きに渡り、発熱外来やコロナ病棟での患者受入体制を堅持し、他施設のクラスター対応支援や宿泊療養施設の運営など、全職員が一丸となって新型コロナウイルス感染症と闘って参りました。
また当院では、コロナ禍の厳しい環境下にあっても、“諦めない急性期医療”、“断らない二次救急医療”をモットーに、救急患者受入体制を強化すると共に、病院救急車の24時間365日運用体制を確保して、在宅或いは施設入所中の高齢救急患者搬送や病院間搬送を行っております。
病院救急車は、高齢救急患者を住み慣れた地域で支えると共に、消防救急の負担を軽減する事が明らかになっておりますので、今後もスタッフを増員して病院救急車の運用を拡大して参ります。
また、地域包括ケアシステムを充実させるために、地域密着型病院が提供する在宅療養支援の重要性が指摘されています。そこで、訪問診療部の体制を維持すると共に、地域の医療・介護システムと緊密に連携し、地域の皆様が安心して入院療養から在宅療養へと移行して頂けるよう、引き続き取り組んで参ります。
さて、これまで八王子市の直営で行っておりました夜間救急診療業務は、2023年10月1日から、南多摩病院に引き継がれました。診療科目は内科・小児科、診療時間は20時から23時まで(年中無休)となっており、医師・看護師等による医療・健康心配ごとの電話相談にも対応させていただいております。
更に、今年1月1日に発生した能登半島地震災害におきましては、1月2日の夕方には医師、看護師、救急救命士 2 名の合計 4 名の全日本病院医療支援班(AMAT)第1陣を能登半島に派遣しました。被災地での過酷な道路交通環境の中、隊員は被災状況や医療ニーズの把握に努めると共に、災害対策本部会議に参加し、スタッフの疲弊が極限に達していた病院の夜間診療業務を担当し、この業務を引き継いだ第2陣は1月8日まで外来診療支援、入院患者管理、病棟看護支援を行いました。一方、災害リハビリテーション支援チーム(JRAT)のメンバーは避難所を巡回し、口腔ケアや誤嚥予防活動を行いました。2月には日本医師会救急災害医療班(JMAT)として、医師、看護師、救急救命士、臨床検査技師の4名が2月14日から17日まで能登北部地域において災害医療支援活動を行いました。
南多摩病院では引き続き、八王子市、八王子市医師会、八王子市内医療介護関連施設、八王子消防署の皆様と緊密に連携し、地域急性期病院としての役割をしっかり果たして参ります。
今後も南多摩病院に変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
令和6年(2024年)4月
医療法人社団永生会
南多摩病院 院長
益子 邦洋