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中国武漢市からの緊急帰国者に医療支援を行いました


2020 年 1 月、中華人民共和国湖北省武漢市において新型コロナウイルスによる感染症が報告され、現在、中国を中心に世界各国で発生数ならびに死者数が増加しています。
1 月 29 日から武漢市の在留邦人の方々の帰国が順次進められていますが、医療法人社団永生会では、帰国後、空港から警察大学校に到着した方々に対し、1 月 30 日 17 時から 1 月 31 日 17 時まで下記の医療支援を行いました。
⚫ 保健師などと協力体制を取って健康管理と環境設定を行いました。
⚫ 都立広尾病院の支援チーム(医師・看護師・ロジスティック担当)3 名と医療チームミーティングを実施し、課題を情報共有すると共に、今後の行動計画について話し合いました。
⚫ バス乗務員、厚労省職員など濃厚に接触した帰国者に対し、問診や体温測定などの体調チェックを行いました。
⚫ 救援物資のアメニティが到着したので、入居者の各部屋を訪問して配布しました。
⚫ 相談室を設置して対策本部の機能を持たせ、組織図、連絡先、クロノロなどをホワイトボードに記載しました。
⚫ 体調不良を訴えた方に対し、市販薬のお渡し、対面診療、あるいは往診して処方箋を発行するなどの対応策を提案しました。
⚫ 帰国者の健康相談に直接または電話で対応すると共に、体調不良を訴えた入居者を診察して経過観察を指示しました。
⚫ 厚労省に調整を依頼し、感染が確認された方の搬送先医療機関と搬送手段を確保しました。
⚫ 「入所者 1 名に室外から連絡取れない」との連絡を受け、安否確認を致しました。
⚫ 本部機能の強化を図り、保健指導に館内放送を利用すると共に、保健師に健康管理と環境設定への協力を提案しました。
⚫ 入居者の荷物を搬出してよいかとの相談に対し、インフェクションコントロールドクターへコンサルトするとともにアルコールスプレーでの除菌などの医学的意見を提案しました。
⚫ 入居者の1名から感染が確認されたとの報告を受け、病院への搬送を指示しました。
⚫ 手指衛生剤、感染防御具など大量の必要物品が搬入されたので、環境衛生を再セッテイングし本部機能強化に努めました。
⚫ 前日の相談者より再度相談の依頼があったので、保健師 2 名が居室へ訪問対応して精神的ケアを行うよう指示しました。
⚫ デブリーフィング(振り返り)を行い、搬送手段の改善を提案すると共に、感染防護の徹底を図るため手指消毒液を全員に配布しました。
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