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臨床工学科


心臓カテーテル室業務

心臓カテーテル室での業務では、心臓カテーテル検査(CAG)、冠動脈形成術(PCI)、末梢血管形成術(EVT)等のカテーテル治療、不整脈業務(ペースメーカ植え込み術)に携わっています。また、24時間365日のオンコール体制も整え、現在5名の技士が対応しています。
・業務内容
1.心臓カテーテル検査・治療で使用する医療機器の操作・保守管理
2.心臓カテーテル用検査装置ポリグラフの操作・清潔野での介助業務
3.血管内超音波装置(IVUS)、冠血流予備量比(FFR)、瞬時血流予備量比測定装置(iFR)の操作
4.大動脈内バルーンパンピング(IABP)の操作・保守管理
5.心臓血管撮影室で使用する医療物品の管理

その他、体外式ペースメーカの操作・保守管理やペースメーカ埋め込み後のフォローに加え、ペースメーカ外来業務におけるプログラマ操作に携わっています。

血液浄化業務

当院の人工透析センターは、透析病床数39床(多用途透析用監視装置37台・個人用透析装置2台)を有し、全台血液透析濾過(On-line HDF)に対応しています。
その他、エンドトキシン吸着療法(PMX)や顆粒球除去療法(GMA)などのアフェレシス療法も行っています。これらの治療を行う上で、装置が正常に動作するよう日々点検を行い安全管理に努めています。
また、外部活動として関連学会での演題発表やメーカー実施のメンテナンス講習会なども積極的に参加しています。

業務風景

プライミング

プライミング

治療開始時

治療開始時

透析装置の定期点検

透析装置の定期点検

外部活動(学会)

外部活動(学会)

透析液の作製と水質管理

全自動溶解装置・多人数用透析液供給装置

全自動溶解装置・多人数用透析液供給装置

多人数用・個人用透析用水作製装置

多人数用・個人用透析用水作製装置

安心・安全に透析が行えるよう、エンドトキシン・生菌等の検査を実施し、治療を行う上で必要不可欠な透析液の水質管理に努めています。

手術室業務

手術室では様々な医療機器を使用した手術が行われており、手術を安全かつ円滑に行えるように使用機器の点検や設定、準備、操作などを実施しています。臨床工学技士が常駐することでトラブル発生に対しても素早く対応することが可能になっています。
臨床工学技士法の改正に伴う業務範囲の追加以降は各科の医師の要請に応じて、清潔野介助や内視鏡外科手術でのスコープオペレーターといった清潔野での業務も行っています。

麻酔器の点検

使用する機器の準備

手術中の機器操作

医療機器管理業務

医療機器管理室では、医療機器が円滑に且つ安心、安全に使用できるように院内で扱う様々な医療機器の保守・点検・トラブル対応の業務を担い、中央管理化しています。
業務内容は大きく分けて、「保守点検業務」「人工呼吸器管理業務」「安全管理業務」となっています。

保守点検業務

日々の日常点検に加え、より精度の高い定期点検、不具合時の修理・点検を行っています。また、院内の医療機器は一台一台データベースを用いて管理しています。

人工呼吸器管理業務

人工呼吸器管理業務は保守点検だけでなく、使用中の人工呼吸器に異常がないか、患者の状態に合った設定になっているかを確認するラウンド業務を行うことで、未然にトラブルを防ぐことに努めています。また緊急挿管や患者移送時には医師や看護師と協力し、チーム医療の一員として、質の高い医療の提供に貢献しています。

安全管理業務

医療機器を医療スタッフが安心して患者様へ使用できるように、安全に関する情報を随時収集・分析し、勉強会や病棟へのアナウンスなどを通して発信しています。

内視鏡業務

内視鏡室では、上部・下部消化管内視鏡やERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影法)等の検査及び治療を行っています。2017年9月より内視鏡室に臨床工学技士が参入し、現在6名の技士が携わっています。

業務内容としては、検査・治療に使用する内視鏡システム・スコープの点検、電気メスなど周辺機器の保守管理を行っています。
また、検査前のセッティングや検査後のスコープの洗浄を行っており、患者様が安心して検査・治療を行っていただけるよう安全管理に努めています。

検査中においては、医師の指示のもとに生検やクリッピング、スネアリング等の処置具操作を行い、検査・治療の介助業務を担っています。

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