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言語聴覚療法部門の紹介


言語聴覚療法の専門性を追求するために教育・研修、物品・機器の導入と管理、実習生受け入れと教育、資格取得・学術活動を通した助言・支援をします。

言語聴覚療法とは

言語聴覚療法:Speech-Language-Hearing Therapy 一般的に「ST」と略されます。
言語聴覚士という国家資格を有する専門職が提供するリハビリテーションの1つです。
「言語聴覚士法」には『「言語聴覚士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者をいう。』とあります。
また、日本言語聴覚士協会には、『言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職であり、また摂食嚥下の問題にも専門的に対応する』とあります。

当院の言語聴覚療法部門の内容

言語聴覚部門では、患者様とそのご家族の目線に立ち、生活をより良くするための下記のさまざまな障害に対して、各疾患の病期に応じた訓練・助言・支援を行っています。

■ 構音障害・音声障害
脳血管疾患・神経変性疾患・口腔/咽喉頭癌などによる構音障害や音声障害に対して、機能改善を目的とした訓練や、日常会話が円滑になることを目的とした助言、またその方に合わせた代替コミュニケーション手段を提案します。

■ 失語症
脳血管疾患などによる失語症に対して、集中的な言語機能訓練の実施はもとより、日常生活でのコミュニケーション成立を目的とした助言・支援をします。

■ 高次脳機能障害
脳血管疾患などによる高次脳機能障害に対して、集中的な高次脳機能訓練はもとより、その方が生活を少しでも円滑に営むことができるように、助言・支援をします。

■ 摂食嚥下障害
脳血管疾患・神経変性疾患・廃用症候群などによる摂食嚥下機能障害に対して、機能訓練を行い、またその方に合った食事内容と栄養管理を多職種連携のもと支援します。

■ 物品・その他
それぞれの障害像を明らかにして効果的なリハビリテーションを提供するために、神経心理学的検査・嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査、豊富な訓練教材、代替コミュニケーション手段として用いるタブレット端末などを備えています。

言語聴覚療法部門の実績

資格
(2024年4月時点)
言語聴覚士(国家資格)21人(平均経験年数:7.5年目)
日本言語聴覚士協会 認定言語聴覚士(摂食嚥下障害領域) 1名
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 1名

  
実習生
2023年度
総合実習
(4校4名)
東京工科大学・北里大学・帝京平成大学・多摩リハビリテーション専門学校
見学実習
(3校6名)
東京工科大学・北里大学・帝京平成大学

学術活動

2023年度
・第24回日本言語聴覚学会
 バルーン法(引き抜き法)により短期間で 重度嚥下障害が改善した両側延髄梗塞症例についての考察
 社会福祉施設における言語聴覚士の役割について―障害者支援施設での活動紹介―
 当院言語聴覚療法部門における臨床教育の“これまで”と“これから”

・第47回日本高次脳機能障害学会学術総会
 健常者の呼称場面における言い間違いの検討  第2報

・東京都慢性期医療協会第29回事例発表会
 食思不振が改善され中心静脈栄養(TPN)の離脱に至った2症例
2022年度
・東京都慢性期医療協会 第28回事例発表会
 長期加療に伴う廃用症候群例が3食経口摂取の移行に至った経過について

・第30回日本慢性期医療学会
 誤嚥性肺炎を繰り返す症例が 胃ろう造設2年10か月後に3食経口摂取に 移行できた要因についての考察
 医療療養病床入院患者の摂食嚥下機能の経過 -嚥下リハ体制と主疾患による検討-

・第23回日本言語聴覚学会
 右半球損傷で同時失認を呈し、逐次読み障害が出現した1例
 健常者の呼称場面での発話内容の検討 ~迂言の分析と考察を中心に~
 健忘症候群を呈した両側視床梗塞の一例 ~視床-前頭葉の神経回路に着目しての考察~

・第46回日本高次脳機能障害学会学術総会
 健常者の呼称場面での発話内容の検討 ~言い誤りの分析を中心に~
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