ボツリヌス(ボトックス)療法
ボツリヌス療法とは
ボツリヌス(ボトックス)療法は、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンを成分とする製剤を痙縮(けいしゅく)がみられる筋肉内に注射します。
このボツリヌストキシンは、神経の働きを抑え、筋肉の緊張を緩めやわらげる効果があります。
筋肉が柔らかくなるため身体を動かしやすくなり、次のような効果が期待できます。
このボツリヌストキシンは、神経の働きを抑え、筋肉の緊張を緩めやわらげる効果があります。
筋肉が柔らかくなるため身体を動かしやすくなり、次のような効果が期待できます。
・日常生活の動作が行いやすい ・リハビリテーションが行いやすい ・リハビリテーションの効果が高まる |
治療のポイント
筋肉が柔らかいうちにリハビリテーションを併用することで、痙縮(けいしゅく)を抑制し、より日常生活動作を行いやすくなります。
費用について
ボツリヌス(ボトックス)療法は保険適応となりますが、投与量や自己負担の割合によって金額が異なります。注射薬が高価になる場合がございます。注射薬の量や回数によりますが、3割負担の方で約20,000円~約80,000円となります。(詳しい費については、実際の診察時にご説明いたします。)
治療の効果
ボツリヌス(ボトックス)療法の効果は、通常3-4か月とされ徐々に効果が消えていきます。年に数回、繰り返し注射を受ける必要があります。治療の間隔や治療期間は医師と相談しながら治療計画をたてていきます。
痙縮(けいしゅく)とは
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の総称)後の運動(機能)障害のひとつに痙縮(けいしゅく)があります。
痙縮は筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくくなったり、勝手に動いてしまう状態のことです。このような症状がおこると、手指が握ったままになり開きにくい、肘が伸びない、足先が足の裏側の方に曲がったりして動かしにくなります。
その結果、ものをつかみにくい、着替えがしずらい、ヒトやモノにぶつかってしまう、歩きにくい、転倒しやすいなど、日常生活に支障が生じてしまいます。また、リハビリテーションを行う際の障害となることがあります。
痙縮は筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくくなったり、勝手に動いてしまう状態のことです。このような症状がおこると、手指が握ったままになり開きにくい、肘が伸びない、足先が足の裏側の方に曲がったりして動かしにくなります。
その結果、ものをつかみにくい、着替えがしずらい、ヒトやモノにぶつかってしまう、歩きにくい、転倒しやすいなど、日常生活に支障が生じてしまいます。また、リハビリテーションを行う際の障害となることがあります。
治療までの流れ
リハビリテーション科(火・水・土曜日※)をご予約ください。
(※)第1週を除く
時間はお問合せ時にご確認ください。
(※)第1週を除く
時間はお問合せ時にご確認ください。
診察にて治療の適応の判断します。
治療に進む場合は、頻度や注射部位について決めていきます。
治療に進む場合は、頻度や注射部位について決めていきます。
第1回目の注射日を予約します。