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レム睡眠行動障害とは・・・


眠っている間に、大声を上げる、殴る蹴るなどの動きがみられる、朝起きたらけがをしていたなどのエピソードはありませんか?
もしかしたら、レム睡眠行動障害かもしれません。
レム睡眠行動障害(REM sleep behavior disorder:RBD)とは、夢の内容が行動化してしまう病態です。
皆さんが夢を見ているとき、通常は筋肉の弛緩が強いため体は動きません。しかしレム睡眠行動障害の場合、
筋肉弛緩が起こらないため、夢と同じ動きが現れてしまうのです。

一般的に50歳以上の男性が多く、高齢者の0.38~0.5%の有病率であるといわれています。
レム睡眠行動障害は長期経過中に、パーキンソン病やレビー小体型認知症に移行するケースが多いことから
前駆症状として注目されています1)
診断には、終夜睡眠ポリグラフ検査による夜間睡眠中の異常行動をカメラで録画し確認するとともに、
特徴的な所見がないかを調べます。
当てはまる症状があれば、脳神経内科の受診をお勧めします。



永生クリニックでは脳神経内科の久保医師の外来で受診することができます。



1)水野 創一,堀口淳:睡眠時随伴症群. 睡眠医療 2015; 9:185-193.(株)ライフサイエンス