「アルツハイマー型認知症」などの代表的な認知症であっても、
早期に気づいて薬の治療を始めたり、生活習慣の改善をするなどの対応をしていけば、
その進行を遅らせることができる可能性があります。

治療の内容などに関しては、ご本人やご家族の意向を共有させていただきながら、
臨機応変に考えていきます。
また、認知症の進行がみられ、自宅での生活が難しい、
ご家族や介護者の負担が大きくなってしまっている、
というような場合には永生病院で一時的に入院加療を行い、
お薬の調整や介護サービスの調整などの時間に当てていただくことも可能です。
また、「治療可能な認知症」が見つかった場合には必要に応じて
他の診療科や病院と連携を取り、治療に当たっていきます。

認知症は高齢化とともに増加しますので「私には関係ない」とは言っていられません。
周囲の方で、少しでも心配な方がいらっしゃれば早めにご相談されることをお勧めします。
八王子市にはお住まいの地域ごとに「高齢者あんしん相談センター」が設けられており、
専門病院にはまだ相談しにくいなという場合など、はじめの相談先として利用することが可能です。
また、ほかの病気でかかりつけの先生に相談されるのもいいかもしれません。

いまの日本では当たり前の病気になってきていますので、
ご本人やご家族だけで抱え込まずに早めに相談してください。みんなで一緒に考えていきましょう。


八重樫穂高


永生クリニック　もの忘れ外来
火曜日　午前
第１・３・５週　水曜日　午後
第２・４週　　　土曜日　午前

永生クリニック　TEL　042-661-7780
八重樫医師のWEB講座　「認知症とうまくつきあっていくために」